Thermaltakeの360mm簡易水冷、TH360ARGB Syncを買ってリテールクーラーと比較してみた。

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こんにちは瑞井です。

今回は簡易水冷が少し気になって
Thermaltake TH360 ARGB Sync AIO Liquid Cooler

を買ってみたのでそのレビューです。

 

本当はニコニコとYouTubeに動画でアップしたかったのですが録画したデータや写真が壊れていて、もう一度やり直す気になれなかったのでリテールクーラーと比べて冷えるかどうかを簡潔に書きたいと思います。
(取り付け方法は申し訳ありませんが他の方の動画やメーカー公式ページの説明書を御覧ください。)

 

ではさっそく取り付けてみての感想です。(画像が無いの本当に申し訳無い)

まず思ったのは質感が結構いい。コアプレートの歪みは目視ではわからないレベルだったのでしっかりとヒートスプレッダと密着してくれそうですし、1万5000円の安めの製品なのにラジエーターのフィンが多くてしっかりと放熱してくれそうです。

ですが、説明書(PDFはここから)を見ながら組み立てましたが、初の簡易水冷取り付けの瑞井には難しかったです。特にバックプレート側のワッシャー(説明書のL)

あと、ウォーターポンプにつける固定金具がインテルのが最初からついていてAMD用のに取り替えるのが少々面倒でした。けっこうしっかりハマっていてかなり力を入れて引っ張らないと抜けなくてこれだけで疲れてしまいました。できればどちらの金具も取り付けず同梱しておいて欲しかったです。

では、リテールクーラー(AMD Wraith Prism Cooler)との温度比較です。

Cinebench R15を10回連続で回したときの温度をHW Monitor読みで計測しています。

検証環境
CPU:Ryzen7 2700X

MB:ASRock B450 Gaming K4
RAM:DDR4-2400
電源:
Thermaltake600W

 

 

まずはリテールクーラーから。

最高温度は70℃です。

では、交換後。

最高61℃です!

グラフを作ったのでそちらを詳しく見ていきたいと思います。

こちらは最高温度のグラフです。
リテールクーラーと比べて9℃低い結果となりました。

続いて最高クロックです。
リテールクーラーでは約4.2GHzだったのに対し、約4.3GHzとRyzen7 200Xの最高クロックと同じ値が出ています。
温度が低くなったのでRyzenのブースト機能が効いて本来の性能が出たようです。
そのおかげでCinebenchのスコアも少し上がっていました。

では、短いですが今回のまとめを書かせていただきます。
まずは良かった点から。
・1万5000円と他の製品より安いにも関わらずRyzen7の発熱を抑えきれるパワーがある。
・ウォーターポンプのコア部分の作りもよく質感が良い。
・LEDの発色がきれい。
・動作音が静かなのでリテールクーラーからの乗り換えにちょうど良い。

残念だった点。

・最初についているインテル用の固定具が固くてなかなか外れない。最初から何もつけないで売って欲しい。
・LEDのケーブルが長すぎて裏配線が大変。半分くらいの長さでも良かった。
・ウォーターポンプ付近が無風になってしまうのでVRMがアツアツになってしまう。(CRYORIG A40 V2のような熱対策があればよかった。)
・自分のケース、Antec P120 Crystalではクーラントのパイプの長さがギリギリだったので、もう少し長めのほうが良かった。

総評。
安価でかなり冷える製品。ただし、簡易水冷の性質上VRMが冷却されないのでラジエーターが上に付き吸気がマザーのVRMに当たるようなケースを選ぶ必要がある。

 
というわけで今回はThermaltakeの360mm簡易水冷、TH360ARGB Sync AIO Liquid Coolerをレビューしました。
静かになった上に温度も下がり、性能も上がったので大変満足です。
※ウォーターポンプ横のファンはVRMの熱対策です。

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